・お題
□嫉妬のしるし
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「ただいま」
怒ってるんですか?
その口ごもったように言った
ただいま、は。
『おかえり?』
「お前今日、日高って奴に
告白されたんやろ」
『な、んで知ってんの』
「職員室からバッチリ見とったわ」
あちゃー、しまった。
「ダッシュで
殴ってやろうと思ったけどやめといた」
『うん、』
「で。」
『、?で?』
「◎にお仕置きをしに来た」
『え、や、ん?・・・帰る、ね?』
怪しい、怪しいよ!その笑顔!
まぁカッコ良いのは変わりないけど!←
「嘘嘘、俺の隣来て?」
『・・・はい』
真司郎が座ってたソファに腰を掛ける
『ぎゃぁ!』
「もうちょっと可愛い声出せへんの?」
『変態教師!なんで揉む!』
「彼女やん、俺の」
『っう/』
「お仕置きな」
ちゅっと小さなリップ音と共に
少しの痛みが走る
『うっわ、嫉妬のしるしだ』
「めっちゃ濃く付けてやったから」
『隠れないじゃん、ここ』
「誰に見せるん、こんな鎖骨なんて」
『・・・見せる人なんていないわ』
「せやろ?俺しか見えへん」
『変態』
「その変態と付き合ってるお前も変態やろ」
嫉妬のしるし
『ちょ/制服汚れ、るっ/』
「もうええやん、そんなの」
男の嫉妬も意外と怖い物で。
END