・お題 

□喧騒に紛れて
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実「ごめんね、」

隆「まぁ二人でも楽しめるだろ?!」




「・・・まぁ」

『なんとか・・・』




隆「ほら!実彩子!

二人ともウキウキしてるからさ!」




実「なら、いいけど、」



隆「じゃ!楽しんで!」


実「また学校でね」




実彩子とお祭りに来た。

そうしたら日高とにっしーに会って



にっしーが実彩子と

回りたいって言い始めて


(自分が気になってるからってさ)







「別にウキウキしてねぇよな」


『どうしたら

そうやって見えるんだろ』




「あ、それより浴衣着てんだね」

『そうだよ、どう?』



「え?」

『は?』




「立場的にどうやって答えればいい?」

『・・・素直にどうぞ?』



「、可愛いよ」

『その言い慣れてる感じむかつく』




「手でも握るか?」

『嫌だよ』


「握らせろ」

『変態め』


「変態って言うのは

いやんな事をやる人の事だよ?」


『はいはい』



もうこの流れ慣れました。

でもどこか楽しそうな日高見てると


こっちまで楽しくなってくる。





花火が大きく空に舞った




『「うっわぁ、」』




「これ一緒に見た

男女は結ばれるらしいよ」




『へぇ』

「好きな奴と見たかった?」



『残念ながら居ないから』

「じゃぁ俺と見れてよかったね」




『一人身にならなくて済んだかな』

「老後はよろしく」

『ふはっ、』




目の前に広がる大きな花。



きっとここで告白とかされたら

好きじゃなくても

はい、とか返事しちゃうんだろうな






バンっと一番大きな花火が上がった



「◎、」

『ん?、』





ちょっと顔の赤い日高が

私の腕を引っ張って

耳打ちでこっそりと小さく叫んだ






喧騒に紛れて




(ずっと、

この日に

お前に告うって決めてたんだ。)







END



 

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