・お題
□君に溺れて窒息死
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隆「んー、振り難しい!!」
『ねー、』
ただいま新曲のPVの振付中
カッコ良い曲だから
キレがある動きが多いし
一つ一つの動きが細かい
隆「◎癒して〜」
そう言って抱きしめてくる
直「本当◎好きだよね」
実「あ、王子が妬くぞ」
「妬かへんし、はよ振りやろうや」
慣れてるもん、こんな事。
他の男の子に抱きしめられてたって
別にどうも思わない彼氏なんて
(滅多に居ないよ)
それから3時間、詰め込んで
明日振りの確認をするという事で
帰宅。
スタジオを出ると
真司郎が腕を引っ張ってきた
『ちょ、真ちゃん』
「真ちゃんやない」
『だって、まだスタジオの外』
「二人っきりやろ?」
『そんなに怒らなくても、んっ』
指を絡ませながら
深いキスを一つ
苦しくなって背中を叩いても
中々離してくれない唇
『んあっ、真司郎』
「ほんま鈍感すぎて嫌やわ」
『へ?』
「にっしーに何惚れられとるん」
妬いてる、・・・の?
『ふふっ、ごめんね』
「笑い事やないって、」
照れたようで私の肩に頭を乗せる
「心配なん、」
『ありがと』
「◎が俺の事嫌って言っても
俺、離さへんからな」
君に溺れて窒息死
(王子妬いてたよね?)
(凄い目で睨んでたよ)
(え、俺抱きついただけだよ)
(それがいけないんだよ)
END