浦田直也
□年下彼女
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ぼんやり空を眺める
ゆっくりと雲が流れていくのを見ながら
今日も平和だなぁなんて考える
『キャー!危ない!』
一人の女の子の声に振りむくと顔にボールが直撃
「痛・・・」
『ごめんなさい!・・・ブw』
この野郎。人の顔面にボール当てといて
笑うなんてどんだけ常識がない奴だよ
「あのさぁ?ボール当てといて笑うことないでしょ?」
少し睨むように女の子の目を見る
『ごめんなさい・・・あたし2年の◎◎って言います。先輩ですよね?』
「・・・2年生か。俺は浦田直也」
『あー・・・うん。ああ。』
絶対に分かってないなこの反応
「んじゃ俺行くから」
『あ!はい!さようなら!』
最悪最低な1日だった
だから年下は嫌いなんだよ・・・