*宝物*

□涼様より相互記念
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「おい、もやし!!」
「は、はひ!」
「相手しろ!」

問答無用で斬りかかってくる。
今日の神田は物凄く機嫌が悪い。

今の神田をまともに相手してたら、真面目に殺される…。

「いやですよ!僕これからご飯なんですから」
「知るか!」
「僕がご飯時を楽しみにしてる事ぐらい覚えて下さいよ!」

神田の攻撃を受け止め跳ね返す。
そして逃亡!

「逃がすかぁ!!」
「うわぁっ!」

衝撃波がアレンを襲う。
「飯と俺、どっちが大事だこのアホもやし」
は?

彼は何を言って…?

「神田…酔ってます?」
馬乗りされ上を見上げるとほのかに頬が赤い。
「誰が酔うか」

ヒクッとひゃっくりをする神田。

「完璧酔ってるじゃないですか!」
「うるせぇ!答えろ!」

胸ぐらを掴む神田にアレンは溜め息をつく。

「神田の方が大事に決まってますよ」

にっこり言うと神田は手をはなした。
そして「そうかよ」と小さく笑みをこぼした。

「か、神田?!」

そのまま倒れ込んでくる神田は規則正しい寝息をたてていた。

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