短編
□どっきり☆プロポーズ
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さて、何故私は初対面のプリティでキュートな女の子に物凄い形相で睨まれるんでしょうか………。
アイツかアイツのせいだな。
「何であんたなの…!」
Σそれは私が聞きたいわ!!何で私がこんな目に合わなきゃならないんスか。
「身の程知れ!ブス」
まあ、それは自覚してるから良いけどさ…。初対面の人にいきなり「身の程知れ!」とはちと失礼ではないかい?
飛んだとばっちりだよ。
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「頭ァー面倒臭いからって女の子フル口実に私使うの止めて下さい。迷惑です」
「別にいいじゃねェか」
「さっきの話聞いてました?迷惑です、マジいい加減にして下さい。」
「船長の手助けすんのがクルーの仕事じゃねェか」
「仕事とプライベートの区別をつけやがれってんですよ」
仕方ねェだろ?一回だけのつもりが毎回相手が本気になっちまうんだからよー。
って何だそれ、自慢かコラ。
ぶっ殺すぞチューリップ、って冗談っスよー言葉の綾ですって、グーは止めて、本当止めて。
「お嫁に行けない…(たんこぶ出来た)」シクシク
「ハッ!てめェの様なちんちくりんもらう物好きがいるかっつーの」
「女の子に怨まれて刺されてしまえ!」
「その可能性なら俺よりてめェの方が有り得んだろうが」
確かにそうだ。勘違いもいいとこだよ女の子!刺すならコイツにしろ!
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