短編

□お寝坊さん
1ページ/1ページ





「サッチーサッチー」

「…クー…zzz」

「いつまでねてるのー?」

「zzz…カー…」

「nameおなかすいちゃったー」

「…クー…zzz…」

「ふぇ「起きた!今起きた!!」





サッチのかみのけはいつものりーぜんとじゃなくて、ねぐせでボサボサしてる。






「サッチおはよー」

「おはようname」




おねぼうさんなサッチをおこすのは、パパにたのまれたnameのまいあさのおしごとなの!





























「サッチーサッチー」

「………」




あれ?




「サッチおーきーてー」

「nameもう良いよい」

「どうして?」





サッチはまだねてるのに、どうしておこさないの?




「サッチはもう起きねェよい」

「もうってどのくらい?」

「一生だ」

「nameがおおきくなっても?」

「ああ」

「ずっと?」

「ずっと」



こんなにちかくにいるのに、サッチはもうおきないの?









それからもまいにちまいにちサッチをおこしにいったのに、サッチはおきてくれませんでした。



「サッチー」

サッチはきょうもおきません。






「マルコ」

「何だい?」

「まえサッチによんでもらったえほんにかいてあったんだけどね、
おうじさまがちゅーしたらおひめさまはめをさましたの。





nameがおうじさまのかわりにちゅーしたらサッチおきるかな?」






「それでも起きねェよい」











お寝坊さん









「サッチー…?」


サッチはいなくなっちゃった。


おそらにおでかけしちゃったんだってパパいってた。





だからきょうからおそらにおはようっていいにいくの。


おねぼうさんなサッチにもきこえるくらい、おっきなこえでおはようっていうから、だからnameがいなくてもおきなきゃダメなんだからね!




[20100915]



.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ