novel ss1

□君のもとへ
1ページ/1ページ



自分の弱さに負けそうな時 君に会いたくなるんだ

弱さに負けそうな時ほど 本当に好きな人に逢いたくなる

弱さに負けそうな時だから 本当に好きな人わかる



もう一人でいる事には慣れている
ずっとそうだったのだから今さらそれを辛いとか寂しいとか思ったりはしない

それでも時々 
真っ暗な家に帰る時無性に泣きたくなる時がある

月の光もなくどこまでも闇が広がる夜も 
このまま闇の中に取り込まれてしまうのではないかと
不安でたまらなくなる時がある


弱さに押し潰されないように
君と過ごした時間を想いながら過ごす
君の笑顔を想いながら夜明けを待つ


ようやく朝が来て、待ち合わせた君が笑顔で「おはよう」と告げてくれた時
ようやくホッとする事が出来る

君の存在が僕を支えてくれる

もしも君が寂しい時はすぐに駆けつけてあげたい
君が本当に逢いたい人が自分ではなかったとしても
不安や寂しさに押し潰されないように側に居てあげたい

少しでも君が必要としてくれるのなら
君が求めているのが自分じゃなくても君の下へ行くよ


今すぐじゃなくてかまわないから
いつか君の心の中に少しでも近づけるように
君のためならなんだってできる

君が大好きだから




QLOOKアクセス解析


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ