novel ss1

□横顔に祈る/naruto
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エロ仙人との修行を終えて懐かしい風景を見下ろす


懐かしい街並みの中に俺はすぐに見つける

ずっと俺が会いたいと願っていた愛しい桃色の髪

一秒でも早く彼女の元へ…
足元を蹴り空へ飛ぶ


突然の再会に驚いた様子の彼女

会えなかった時間なんか無かったように、いつもと変わらぬ会話にホッとする

あぁ、帰ってきたってば…


「背がのびたのね…」いつの間にか彼女背を越していた

それだけの時間が確実に流れていたのだと改めて感じる



愛しいヒトは少し大人っぼく柔らかな雰囲気になり

笑顔が変わらず…いや更に愛しい

そして気のせいか眼差しが優しい気がした


ドキドキしてしまう

やっぱり俺はこのヒトが好きなのだと改めて想う

一番大切にしたい、ずっと側にいて欲しいヒト


大好き という言葉の持つ本当の意味を知った

勿論、昔から変わらずに大好きなのだけど、
以前のように軽々しく言葉に出来なくなってしまった


強く愛しく君を想う気持ちで、俺の中はいっぱいになる

君への想いで出来ているのかと思う程に


サクラちゃん と呼んでみる
なに?ナルト…? にこりと微笑んで俺の名前を呼んでくれる

こんなちょっとした事がたまらなく嬉しい


君は今も彼を思って涙するのだろうか

会わずにいた間も一人泣いていたのだろうか

ほんの少しでも、自分に向けられる気持ちはあるのだろうか…

同じ班員としてではない「好き」という気持ち


まだ踏み込む勇気がなくて

昔と変わらずサクラちゃんを大好きな班員を演じる


その愛しい横顔に
いつか想いが伝わるように
伝えられるようにと祈る

 side:Sakua




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