novel ss1

□星空/sakura
1ページ/3ページ



今日は久々に、師匠&医療関係以外の任務。

カカシ7班として活動しなくなって随分経つ。
通常任務にあまり就かなくなった私は、ちょっと置いてけぼりにされた感じがしてしまう。

忍びとしての適材適所というか、やはり活動内容がそれぞれ違ってくるから仕方がないのだけど。
医療忍者としての私に期待してくれるのはとてもありがたく誇りに思うけど
やっぱり皆と一緒に任務をこなしていた日々が懐かしくてたまらない。

今日はナルトと一緒の任務だと聞いたので、なんだかウキウキしてしまう。
ナルトに会うのも久しぶりだ。
ここのところは火影様に用があって執務室に来てるときに会ったりする位だった。
休みが同じなら、一緒に遊べるんだけど…
なかなかうまくはいかないのが現実。
ナルトもかなり忙しいみたいだし。

久々の一般任務に、足取りも軽く集合場所へ行くと
見慣れた金髪が大きく伸びをしていた。

「ナルトー!早いじゃない」

声をかけると体ごとこっちを向いて、顔中笑顔にして笑いかけてくる。

「サクラちゃん!久しぶりだってばよっ!」
「本当ね〜。病院と師匠のとこ以外での任務は久しぶりなのよ。なんかワクワクしちゃうわ」

ナルトとは、会わない時間なんてなかったみたいに話が弾む。
なんだかとても心地よい。

任務中も、なにかと気にかけてくれるナルト。
ナルトと一緒の任務という懐かしい感覚になんだか自然と顔がほころぶ。
ナルトもなんだか嬉しそうな気がする…

簡単な任務だったので、昼頃で仕事は終わり。
私はそのまま次の任務、木の葉病院へと急ぐ。
あぁ、せっかくだからナルトとランチでもしたかったのに。時間がない!

病院に着いて、軽く昼食を済ませ、師匠の補助に就く。
今は医療スタッフが研修を兼ねて他里に出ているので、人手が足りない。
見習い中の私も、目も回るような忙しさ。
でも、今日頑張れば明日は3週間ぶりの休日だ。

ようやく本日の仕事を終えて、玄関を出る…
ちょっと目を疑った。
病院入口の前の路上に見覚えのある金髪が立っている。




.

QLOOKアクセス解析

次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ