novel ss1

□星空/naruto
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「あれ?!ナルトじゃなーい!何してんの??」
「今、キバの所から帰ってきたとこだってばよ。サクラちゃん、今帰り?」
「うん、そう。もう、くったくたよぉ〜」

話しながら歩き出す。
サクラちゃんと一緒に歩くのも久しぶりだな。なんか俺ラッキーなんじゃね?!

少し歩いたところでサクラちゃんが思いついたように言った。

「ねぇ、ナルトは明日任務なの?」
「明日は夕方からだってばよ。今日は久しぶりにノンビリしてんだ、俺」
「そう。じゃ時間あるわね。 ちょっとこれから付き合わない?」
「え?」
「ちょっとお腹すいちゃって…一緒に軽く食べにいかない?」
「い…行く行く!行きますってば!喜んで!」

サクラちゃんは俺の返事を聞いてクスリと笑った。
うぅ〜可愛い…
しかし本当に今日の俺、ラッキーなんじゃね?!
もしかしたら明日何か嫌なことがあるかもしれないな。でもいい。
今日サクラちゃんと居れるなら明日のアンラッキーなんてどうでもいいってばよ!

小さなちょっとおしゃれな感じの店でしばらく食事しながら会話を楽しむ。
どうやらサクラちゃんは明日3週間ぶりに休みらしい。

「サクラちゃん、働きすぎだってばよ…」
「本当!私もそう思うわよ!でも、今は他里に研修に行ってる人がいるから、医療スタッフ足りないのよ。仕方ないわぁ…」
と、頬づえをつきながらため息交じりに拗ねてる顔も、とても可愛い…

「今日は、ナルトに会えてなんかラッキーだったな♪」と、
可愛い笑顔で言われて思わず赤面してしまった。
「…俺も、嬉しかったってばよ。…なかなか会えないし」
笑顔をくれるサクラちゃんをまともに見れなくて、下を向いてしまう。
「そうだよね。全然休み合わないもんね。でも、また一緒にご飯しよっ」なんて、嬉しいことを言ってくれる!

「さて、そろそろ行こうか」

サクラちゃんの一言で、この楽しい時間は終わりを告げた。

店の外に出て歩き出す。
もっと一緒にいたい…けど、どうしよう。


迷っているうちに手が勝手にサクラちゃんの手を掴んでいた。

「 ……… 」
「 …(ドキドキ)……っあ あのさ、あのさ、もう少し一緒に散歩しない?」

「 ……… 」 
「 ……ダメ…だってば?(ドキドキ)」

何も答えてくれないサクラちゃんの顔をおそるおそる覗きこむと

「 クスッ」と小さく笑って
「なんか昔のナルトみたいね(笑) いいわよ。明日休みだし 」
とOKしてくれた

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