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□特別になるとある一日
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クリスマスイブ、クリスマス…

子どもや恋人達にとっては大切なイベント



街にはイルミネーションが飾られ、ケーキ屋にとってはとても繁盛する日である

私にとってその日はとても煩わしい



恋人?
何それ?
私にいるかって?



いませんよ!



もうクリスマスだからってはしゃぐ年でもないし、恋人がいない私は今日、学校が終わったら誰もいない家に帰らなければならない


家族はというと、夫婦でクリスマスなんだから二人でフランスに行こうと言って日本にはいない




私も行きたかったよ…フランス


美味しいものが食べたいし…




帰り道、私は幼なじみの三成と帰っていた


クリスマスの愚痴をこぼしながら…




「ねぇ、三成…何でこの世にはクリスマスっていうものがあるんだろ…無駄だ。イルミネーションなんか電気の無駄だぁぁぁ!地球に優しくないよ!何がエコだ!リサイクルだぁぁ!」


「貴様には恋人がいないからな、このような戯れは縁がないだろう。まぁ、貴様をもらってくれる奴などいないと思うがな。」



「うるさいうるさい!そういう三成だって彼女いないし、人のこと言えないじゃん!!」


「貴様がいる」


私は今三成が言ったセリフに耳を疑った


「な、何言ってんの三成…ていうか、さっき私なんかもらってくれる奴なんかいないって…」


「私以外、もらう奴はいないということだ」


「なによ…それ…バカ三成!あ〜あ、三成が一人でクリスマスを過ごすの可哀想だから付き合ってあげる!」


三成は少し口を緩めた


「好きにしろ。」



初めてのキスは君の強引な一言から…




特別になるとある1日

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