かきく

□か
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「なぁ今日の帰りマジバ寄っていかね?」
「どうしましょう・・・部活でもうくたくたですし・・・」
俺の隣には黒子がいる
相変わらず小さいし、細い。
今日の練習はいつもの2倍で確かに俺も疲れていた
でもこうしてマジバに誘っているのは、
少しでも黒子と一緒にいたいから

「・・・」
黒子はまだ悩んでいた。
俺は三か月間で学んだ、こういう時どうすればいいのかを。
俺もそこまでバカじゃないぞ。
「俺の奢りでバニラシェイク買ってやるからさ」
「!」
ほらな。普段無愛想だから表情の変化は手に取るように
わかりやすかった


部室を出て
「じゃぁ決定、行くか」
そう言いながら俺は黒子の手をとった
「か、火神く」
やっぱり分かりやすい。恥ずかしがってる。
「・・・いやか?」
「・・・いえ、そんなわけないです。」
そういって黒子は小さな手で俺の手を握り返してくれた。

今、俺すっげぇ幸せだ
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