01/31の日記

23:10
oneday8
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(遅いな…)
三成はコーヒーを飲みながら時計を見る。今日は珍しく家康と待ち合わせをしていた。期末テストが近いらしく熱が入っているらしい。
不得意ながらも最近はずいぶん家康の英語力は上がっていた。それを感じたらしく今日はどうしても教えてほしいと言われたのだ。
しかし20分を経過しても彼は来ず、連絡もない。珍しい事だ。
妙な胸騒ぎがして携帯に手を伸ばす。

何度かベルがなりつながる。
「おい、家康何をしている」
三成は少し苛立ちを含んだ声で話す。…と
聞こえてきたのは雑音と言い争う男たちの声…。
「…てめー……だ…」
よく聞き取れない。何か数名の怒気の籠もった声。そしてところどころ家康の声がまじる。
と通話が切れた。

…何だ今のは…

三成は再び電話をかけたがつながらなかった。

「…大丈夫かしら…さっきの子…」
「たまにここで見る子だよね。あんまりよくなさそうな人達にからまれてたよね」
背後から店に入ってきた客が何か話している。
三成は立ち上がると客に声をかける。
「おい貴様等…それは黒髪の短髪の男か?」
急に尋ねられた客はびっくりした様子であったがこくりと頷く。
「どこで見た」
客は射殺しそうな視線を向けられぽつりと手前の公園と言った。
三成はきくなり店を飛び出した。

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