日々愛愛

□Have a Cold
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額にヒヤリとした感覚を覚えて、松陰は重い瞼を開けた。

「…ん……。」

『あ、目が覚めましたか?』

そこには自分の額に濡れたタオルを置きながら心配そうな表情をした愛しい人の顔があって、松陰は安心したように一息ついた。

「…僕は……」

『覚えてませんか?熱があって、朦朧としてたんで横になってもらったんです。」

ビックリしましたよー、などと言いながら朱李は自分が帰ってきた時のことを話し始めた。
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