始まりは突然に
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―パタン
『ただいまー・・・あれ?お母さん?いないの?』
このちょっと周りよりは豪華で広い家(ちょい自慢の家)に帰ってくるなり、中はしーんとしていた。テーブルには一枚の紙切れ。
嫌な予感。
名無しさんへv お母さんいなくてびっくりしたでしょ?
家出とかじゃないわよ?
お母さん今から海外に飛んできまーす!!
NASAよNASA♪
宇宙飛行士としてやっと選ばれたの!!
このチャンスを逃すわけには行かないのよvわかってくれるわよね?お金は振り込んでおくからv無駄遣いはしないように。いつ帰れるかわからないけど連絡はするからね?vそれじゃv
母より
ハート・・・ってなんだこりゃ。
宇宙飛行士ってアナタ宇宙飛行士なんか目指してたっけ?
あぁなんかやってたな。研究・・・
『っておい!!!待てコラ!!』
相談くらいしろよ!!!!
娘より宇宙か!!!!!
母がいないのはしょっちゅうだがいきなり海外ってしかもNASAとはまた・・・
とりあえずうなだれるしかない。
さて今日からどうする。一人暮らしか。
よく考えてみれば自由じゃないかv
そうだ。ポジティブに生きていかなければこの世の中生きてはいけない。
よし、一人暮らしを満喫しよう
とちょっと一人で燃えてみる
『あ、晩御飯・・・いや、まず昼ごはん』
今日は午前中で学校が終わったため昼には家についてしまった。
何を食べよう。でも、このクソ暑い中出かけたくはない。
寝よう。
起きたら晩御飯を買いにいけばいいか。
そう決めてベッドに入ると見る見るうちに眠りについた。
目が覚めれば・・・
(ここはどこだ。)
(・・・こんにちは)
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