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□下克上
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「俺も仕事があったんですから…たまには自分でしてください!」
「んう…シてたよ…」
「!!!???」
「自分で、阿伏兎のこと…思いながら…」



ちーがーうー!!

嬉しいですけど?
なんか違うでしょ!?


ってかアンタなにしてるんですか…


「阿伏兎が…いない間俺…寂しくて…」


あーもうそれ以上言わないでもらいたいんだが聞きたい俺。


「一人で弄って…たんだ…よ?」


……………………!!!


さぞかし俺の顔は赤いことだろう。


「そんなこと言うかフツー…?」
「だって…」
事実だもん?


ぶしゅぅぅぅぅっぅううぅぅっぅう!!!!


可愛いこと言いやがる!


俺は噴水のごとく鼻血を出した。


「!?大丈夫!?阿伏兎!?」
「は…はい…」


いや
全然大丈夫じゃない。

鼻血は止まる気配を見せない。


「阿伏兎、…さすがにこわい…。」


きっと俺はそこらのホラー映画に出てくるゾンビよりも大惨事になっていることだろう…


「でもね…」


団長が続ける。


「でも全然だめなの…あぶとじゃなきゃおさまらないんだよぉ…」


ぶしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁゴツッ!



また勢いの良い鼻血を出して、
今度はその勢いでふんぞり返り、



恥ずかしい話だが


「ちょ…阿伏兎!?大丈夫!?阿伏兎!!」


頭を強打して、














気絶した。
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