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□俺を嫌いになったら殺しちゃうぞ?
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「あーぶーと!」
「うわっ!…なんですか?団長…。」
「ううん。なんでもない。」
ただ抱きつきたかっただけだよ。


阿伏兎のにおい、好き。
なんか安心できるんだもん。

こいつは格好いいし、
あの妹に負けたけど、強い方だし、

何かな…?

父性があるっていうの?

ま、そんな感じ。

「そんなことより団長、仕事してもらえませんかね?俺だって片腕もってかれて書類整理するのとかかなりキツイんですけど。」
「え?大丈夫。お前ならやれるさ。」

はぁ〜っとため息をついて、その場を去る阿伏兎。

幸せが逃げちゃうぞ?





あいつにとっての幸せって何だろう。

俺の幸せは阿伏兎と一緒にいる事。

食事中でも、戦闘中でも、入浴中でもつまらない会議中でも、

あいつがいてくれるならいい。
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