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□恩返
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香りを嗅いだ瞬間、
確かに力が抜けた感じがして気が楽になった。
しかし、
その力は戻ってくることなく、
俺は地面に倒れこんだ。
「あはっ!阿伏兎ぉ〜お前、俺がお前をこんなものでリラックスさせると思う?」
「………。」
そうだよな。
一瞬でも信じてしまった俺が馬鹿だったよ…。
そのまま俺は全ての力が抜けていってしまい、
眠りに落ちた。
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