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□俺を嫌いになったら殺しちゃうぞ?
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夢を見た。


阿伏兎の。


阿伏兎がこっちをむいて笑ってる。


でも


それは嘘なんだろ?


偽りの笑顔なんだろ?


そんなものはいらないよ。


自然の笑みを見してよ。


「…う」


話しかけてくる。


「だんちょう…」


何だよ…

嫌いなんだろ?

うっとうしいんだろ?

ならこっちに来るなよ。


「来るなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」



目が覚めた。


目の前には阿伏兎の顔。


「……泣いてたんですか?」

見ると枕は涙でびっしょりだった。

「関係ないだろ?」
「何があったんです?」

何って……

「…よ…」
「え?」


「お前のせいだろ!?」

ドンッ

突き飛ばした。

「なっ」
「お前!俺が嫌いなんだろ?うっとうしいんだろ!?」
「何言ってんですか??」
「さっき、団員と話してたじゃないか!」

俺がうっとうしいって!!
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