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□5話
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さてさて本日は週に一回の初等部&中等部合同授業の日
蜜柑『なーなー蛍と花柚ちゃんは何系?』
蛍『技術系』
花柚『ウチは潜在系ー』
蜜柑『委員長は?』
委員長『僕も潜在能力系』
蜜柑『野乃子ちゃん達は?』
野乃子『あたしも技術系。蛍ちゃんと同じ』
アンナ『私も』
蜜柑『…じゃルカぴょんは?』
ルカ『………』
蜜柑が聞くと変わりにうさぎが看板をあげ、体質系だと教えた
蜜柑『何がなにやらウチにはさっぱりや〜』
蜜柑は今、能力別クラスの事で悩んでいた
鳴海『アリス学園には能力別授業ってのがあって、アリスのタイプを主に4つに組み分けしてそのクラスに属してそれぞれのアリスの開発向上にあたるんだ』
蜜柑『4つ?』
鳴海『うん、ま…正確に言うと5つなんだけどね』
そして鳴海がそれぞれのクラスのことを説明した
そして最後の特力系の説明をし終えた
蜜柑『…特力系て、みそっかす集めたみたいな扱いなんやねえ。ところど先生ウチは何系?』
鳴海『………』
花柚『………』
蛍『………』
委員長『………』
蜜柑『えっ何!?ウチもしかして「特力系」なん!?み…みそっかすー?!』
鳴海『いや、誰も「みそっかす」とは言ってないよ?』
花柚『大丈夫よ、蜜柑。ウチや委員長のアリスなんかは学園ではよく見るし、役に立つ事も多いけど、蜜柑たち特力は、前例が少ないし珍しいアリスばっかで、なんかかっこいいじゃん!』
花柚はニコニコと笑顔でそう言った
蜜柑『は、花柚ちゃん…。そやんな!!なんか花柚ちゃんに言われたら元気出てきたわ!!』
花柚『うっし!んじゃ元気よく特力系の教室行こっか!送ってってあげるからさ!』
蜜柑『うん!』
蛍『単純…』
鳴海『蜜柑ちゃんの扱いを心得てるね…』
――――
―――
――
蜜柑『〜♪』
花柚『(蜜柑ったら、単純でかわいいなあ)』
先ほどとは打って変わって元気よくあるく蜜柑を見て花柚はほのぼのと思った
しかし次の、蜜柑の質問でその表情はくもった
蜜柑『あっそういえば棗…あいつって何系なん?花柚ちゃんと同じ?』
花柚『!…棗くんは、危険能力系…』