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□サブマス
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サブウェイマスター(海外
└インゴさん夢

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あ、

気付いた時にはもう遅くて。


がくん、と階段に対して垂直に当たるヒール、
それに伴って私の身体は斜めになり
重力に従ってそのまま倒れるはず、だった。


「きゃ、」

うわぁ、どうしよう
この年になって階段で転ぶなんて
恥ずかしいなぁ
途中まで登っていたし、きっと痛いだろうなぁ、嫌だなぁ

一瞬の間に色んな亊を考えながら、きゅっと目を瞑る。


‥しかし、覚悟した筈の痛みや衝撃は一向にくる気配が無い。


あ、れ?

恐る恐る目を開けてみると、危ういながらも何とか自立している身体。

背中に体温を感じる。

…誰かが支えになってくれた?

腰に回されている手を、凝視する。


「大丈夫デスカ?」
「‥!」

「危なかったデスネ。脚を挫いてイマセンカ?」


振り返って見上げれば、目が覚める様な金色。
それに映える、綺麗な碧の瞳が優しく笑う。

彼を直視した途端、一気に顔が熱くなっていくのが分かった。


彼の瞳に映る私の、なんと情けない亊。


真っ赤になった顔も熱も、しばらくは引いてくれそうにない


【たぶん、恋】




end.


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うちのインゴさんは童話に出てくる王子様の様な感じでいこうかなぁ、と思います。ひたすらに優しくて紳士なイメージ

エメットさんはお調子者な感じかなぁ
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