二次創作文
□残蜻
3ページ/4ページ
【サクラ咲ク、君ヘノ思イ。】
サクラ舞い散る春の中、
咲きながら散っていくその姿に
君を重ねた。
『また見に来ようね?』
そう言った君はどこか儚げで
もしかしたらこのまま消えてしまうんじゃないか
──…そう、思った
『また見に来ようね?』
その言葉をあてにしていた訳じゃないけど。
君は突然いなくなった。
『来年も桜、一緒に見たかったな‥』
彼の目は
何処か遠くを見ている様な。
ポツリ、とこぼすと彼の視界は閉ざされた。
サクラ舞い散る春の中、
咲きながら散っていくその姿に
――君を重ねた。
君はもういないのに、
嫌って程綺麗に咲いた桜は、
散っていく花吹雪の中に君の面影を映し出した
..end..
【後書き】
時期的にまだ早いですが‥
書き方が定まらない´`