二次創作文
□双蝶
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「凜々蝶様」
名前を呼ばれたのと同時に、大きな手が差し出される。
君が僕を呼ぶ。
見つめる瞳はいつだって優しくて。
僕の手を包み込む、その手はいつだって温かい。
一回りも二回りも大きくて、でも僕の小さな手には不思議としっくりくるそれに何とも言えぬ幸せを感じるのだ。
「み、御狐神君っ‥その、後で僕の部屋に来てくれないか…?」
「? 分かりました。では後程伺いますね」
いつも僕の為に尽くしてくれる、
最愛の君に、精一杯の気持ちを込めて。
【ありがとうとありがとうと、大好き】
(彼はどんな顔で受け取ってくれるだろうか、)
end.
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遅ばせながら、バレンタインネタです。
バレンタインを意識し過ぎてるのと、気付いていない感じの二人が書きたかったのです