08/08の日記
21:28
893 &幸村
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「佐助の好きな人とは誰なんだ?」
幸村が発した言葉にクラスの視線が一斉に集まった。
「だっ、旦那っ!」
慌てふためく佐助を他所になおも言葉を続ける。
「893顔とか言ってたな?」
皆の視線は教壇へ立つ人物へ。
「あ、片倉先生か。」
頷く幸村、
そして大歓声と、
天狗の如く真っ赤になった教師一人。
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21:27
奥州&大将
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俺は大将の遣いて奥州に来ている。
独眼竜からの返しの書状を待っていたら
「真田に渡して欲しいものがある」と右目に言われて後を着いていったらこの様だ。
衣を剥がされ口を吸われる。
「旦...那に...何...渡すの...さっ」
途切れながらもそう問えば、
『この忍を俺にくれ』...と、
この言葉を真田に渡せと、右目が言った。
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21:26
両片想い (とある神曲を聞いての妄想)
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右目の旦那に抱き締められた。
「お前の全てが見てみてぇ」
耳元で囁かれた言葉が俺の中に染み渡る。
「お前が好きだ。佐助。」
(ああ、俺もだよ。右目の旦那。)
・・・ジャラ・・
大手裏剣を構え直したら、鎖が揺れて冷たい音が鳴り響いた。
「そうか。それがお前の答えというわけか。」
(違う。・・違うんだ。)
俺は真田の旦那の為に生きるんだ。
だからこんな想いは持ってはいけない。
だから俺から近づく事は出来ないんだ。
だから貴方が俺様を暴いてよ。
何もかも、えぐり出してよ。
そして俺が貴方を想う気持ちを早く見つけ出してよ。
「いくよ?右目の旦那。あんたの命は俺様が頂戴する!」
好き、と素直に言えたなら、こんなに辛い思いはしないのに。
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21:25
霧に隠した、片想い (とある、神曲を聞いての妄想)
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濃い霧の中、一人佇む。
気配を消して、音も立てずに。
そして俺の眼に映る竜の右目は、この俺様に気付かず、朝靄の中鍛練中だ。
さらに半歩近づいてみると、じゃり・・と足元の石が鳴った。
刀を振る手が止まり、殺気がみなぎる。
バレたか、と思ったが、彼は再度刀を振り始めた。
(霧よ晴れるな)
そう願わずにはいられない。
貴方と同じ地に足を着け、一寸でも近くで見ていたいんだ。
叶わぬ恋をしちまった
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21:24
たまには、こんな、小十佐を (とある神曲を聞いての妄想)
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アラームよりずっと先に目が覚めた。
カーテンを開ければ上田の山々が夜明けを知らせている。
遠く離れた恋人は、この朝日をちゃんと自宅で拝めていればいい。
(仕事・・無理してなければいいけど。)
そして一人寝のベッドに身体を戻し
「小十郎さん」
と呟いた。
(寂しいよ、小十郎さん。)
夜明けの美しさは人を素直にさせる。
(もう少し、寝るかな。)
きっと、朝日が差し込めば、いつもの慌ただしさが戻ってくる。
その慌ただしさに身を任せて、寂しさなんて、忘れよう。
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21:24
小十郎って意外に美容院はマメに行く方だと思う
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月に1度予約を入れる美容院。
店に入れば俺一人。
数名いるはずのスタッフもいる様子はない。
歳は若いオーナーが一人だけだ。
「いらっしゃいませ、片倉さん」
「今日は営業してるんだよな?」
閉店を過ぎても客がいるところを、幾度となく見かけている。
しまる時間には早いはずだが、店主しかいないのが不思議に思いそう問うと
「片倉さんから予約を頂いたから・・他の予約は取らなかったんです」
「えっ・・」
そして彼は、ドアのプレートを【close】に差し替えて、ニコリと笑った。
俺はその妖艶な笑みに心臓がどくりと高鳴った。
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21:23
眼鏡小話
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「あ、眼鏡。」
脱衣所にタオルを持っていけば、洗面台の横に小十郎さんの眼鏡が置いてあった。
彼がお風呂中なのを良いことに、手に取りこっそりかけてみる。
そして鏡に向かってポーズを決めた。
(俺様、結構似合うじゃん)
その時突然開いたドア。
「何やってんだ?」
「うわっ!」
湯気で視界が真っ白になった
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21:22
佐助が怖い話を聞いてきました
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学校で怖い話を聞いた。
マズイと思った。
何がマズイって・・・
家に帰ったら雰囲気が違うから。
パシリと家が鳴ったから。
「・・で、俺を呼んだのか」
「ごめん」
「まぁ、とっておきのまじないがあるが?」
「なになに?」
すると突然ソファに押し倒された。
「??」
「見せ付けてやるんだよ。奴等にナニをな。」
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21:21
佐助が風邪をひきました
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ケホン、と咳が出た。
狭い台所では小十郎さんが調理中。
昼間熱が出たことを伝えたら、会社帰りに食材を持って立ち寄ってくれた。
「食えるか?」
湯気を立てたアツアツのお粥。
「仕事忙しいのにごめんね」
「一緒に暮らせば、世話もしやすいんだが?」
「ゲホゲホッ・・」
ああ、今のでまた熱が上がった。
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21:21
「それぞれの19:00」
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佐助の19:00
「楽しみか?」
という旦那の問い掛けに
「ん〜?別に?」
と言いつつ顔が緩んじゃうのは、もうすぐ彼が上田に到着するから。
「今日はちょっと遅くなるね」
ごめんね、と付け加えアパートを出る。
仕事で来るのだけれど、少しならば会えると連絡があったのは数日前。
改札で到着を待つ。
手を振る彼が見えた。
幸村の19:00
「遅くなるね」などと。
新幹線の最終発車時刻までなら、いつもの仕事の方が遅いのに。
「別に」と言いつつソワソワした態度が可笑しかった。
『猿はご機嫌か?』
政宗殿からのメールに、はい、と返信する。
政宗殿も、小十郎殿の休みを増やしてくれれば良いものを。
そうすれば佐助はもっと会えるだろうに。
政宗の19:00
今回の出張は小十郎でなくても良かったが、敢えてアイツにこのヤマを頼んだ。
帰りに恋人に会ってくればいい、と。
今ごろは猿とdinnerだろう。
『俺も幸と飯を食いたい』
そうメールをすれば
『政宗殿がもっとしっかり仕事をすれば彼はもっと佐助に会えるでしょうに?』
厳しいメールが返ってきた。
小十郎の19:00
改札で待っていてくれた恋人の、その頭をくしゃくしゃと撫でる。
「久しいな」
「うん」
仙台へ帰るには乗り継ぎも考慮すると、上田には1時間程しか居られない。
それを告げれば無言で頷き、俯いた。
その姿に、申し訳なさと愛されているという自惚れが芽生え、始発の時間を確認しようと時刻表を見上げた。
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21:18
仕事頑張る佐助さん【小十佐風味】
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静かなキッチン。
聞こえるのはトントンと何かを刻む音と鼻を啜る音。
そしてたまに目を拭う仕草をする佐助。
確か仕事がどうとか言っていたが職場で何かあったのだろうか。
「はぁーっ!!玉葱20個刻んだー!」
覚悟しとけよ課長!
そう叫び、ガバリと顔を上げ、涙でぐちゃぐちゃな笑顔でこちらを向いた。
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21:18
バレンタイン企画【夫婦小十佐】
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朝7時。
時計のアラームが鳴る。
一人寝はやはり寂しかったが小十郎さんは仕事だからしょうがない。
その時ベッドサイドに置いた携帯がメールの着信を知らせた。
『おはよう。旨かった。愛してる』
昨日の夕方、夜食に食べてと出掛けに渡したV.Dのチョコマフィン。
普段は聞けないその言葉に頬が緩んだ
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21:17
バレンタイン企画【先生小十郎×生徒佐助】
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放課後の教室。
机の上には色とりどりの菓子。
「片倉センセもいる?」
差し出されたのはビターチョコ。
「貰おうか」
手を出してそれを受け取った。
「あーあ、受け取っちゃったね」
クスリと笑う、その笑みが艶かしい。
「ああ、受け取ったぜ?」
腕を引き寄せ唇を重ねた。
佐助からはミルクチョコの味がした
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21:16
バレンタイン企画【学バサ小十佐】
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「何個チョコ貰った?」
政宗様がニヤニヤしながら聞いてきたので、一個ですと答えると、お前女子に厳しいからなーと普段の行いを指摘された。
少し苛つき
「本命から一つ貰えば十分ですので」
そう言えば
「何!本命がいやがったのか!」
慌てた彼が面白い。
野球部とサッカー部が仲良くなったらバラそうか。
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21:10
バレンタイン企画【夫婦小十佐】
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昨日の夜、些細な事で喧嘩した。
内容なんて覚えてない。
言い過ぎた、と反省はするも、謝罪の言葉が出なかったのは俺の頑固さのせい。
無言で会社に行こうとする彼の背中。
くいっ、と袖を引っ張って、そっとチョコを差し出した。
「ごめんね」
小声で謝れば、
「狡いな」
と言われ、力強く抱き締められた。
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21:09
バレンタイン企画【リーマン小十佐】
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今日はいつもより早く出勤。
オフィスに一番乗り・・のはずだったのに。
「おはよう猿飛、今日は早いな」
他の社員が来る前にこの人のデスクにチョコを置こうと思ってたのに。
「片倉さんこそ早いですね」
「俺はこれから帰るんだ」
「え?徹夜ですか?」
黙って置こうと思ったけど
「じゃあ、あの・・コレ。い、いつもお世話になってるんで・・」
おずおずと差し出したチョコレート。
少し驚いた表情をしながらも、それを受け取りニコリと笑った。
「ありがとう。家で食わしてもらう」
「はい」
「お前から貰えれば充分だ。来年もな」
「・・!!」
WDは楽しみにしとけと言い放ち、彼はエレベーターに乗り込んだ
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21:08
ふぉろわー様のアイコンから妄想w
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「だーんな!」
パシャリと湯が波を立てた。
「静かに入れ」
酒が溢れる、と言えば、あははと笑って誤魔化された。
見ればいつもの鉢金を外し、普段は隠れた白い素肌が湯煙を纏い、天女の羽衣を思い起こさせる。
「小十郎さん」
今度は妖艶な笑みを浮かべて名を呼ばれた。
パシャリ。
今度は俺が波を立たせた。
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21:07
140字のお題でうpしたやつを書き直してみたw
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俺と小十郎さんしか居ない休憩室。
飲み物を買おうとしていた彼の頬の傷跡をガリリと引っ掻いてやった。
一瞬顔を歪めたけど、すぐに腕を拘束される。
「痛っ」
原因は小十郎さんにあるのに。
新人の女子社員に笑顔振り撒いちゃってさ。
「もう知らないっ!」
喧嘩腰にそう言えば
「お前の方がいいに決まってる」
突如耳元で囁かれた言葉。
喧嘩を吹っ掛けた理由はもう彼にはお見通しだった。
「社内であんなに見つめるな。仕事が手につかなくなる」
そして、噛みつくようなキスをされた。
お金を入れっぱなしにしていた自販機。
俺が背中を預けていた為にテキトーなボタンを押してしまったらしく、ガコンと缶が落ちる音がした。
「俺はコーヒーが飲みたかったんだがな?」
だから今夜、お前の家で飲むことにする。
そう言い残し、休憩室を出ていった。
残された俺は、自販機から取り出したコーラのプルタブを震える手で開け、一気に喉に流し込んだ。
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