BASARA話 

□保護者恋愛 5 (149〜152)【R18】
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唇を吸い、舌を絡ませる。
深いキスを仕掛けたら、「んんっ…」 とくぐもった声をあげて身体を強ばらせた

「佐助…」

名を呼べばうっすらと目をあけ、かと思えば、恥ずかしそうに目を逸らす。
そして、こじゅうろおさん、と震える声で俺の名を呼んだ。

「佐助…これじゃ顔が見れねぇ」

「んっ…見なくて…いいよっ」

ぎゅう、と、背中に腕を回し首元に顔を埋める。漏れる吐息がくすぐったい。
まるで夢を見ているようで、これが現実かどうかを確かめるために顔を上げさせ、そしてキスを浴びせた。
自身の事より、仕事、子育てに没頭するそんな無垢なヤツの、初めての相手が俺で… 男でいいのかと思う反面、早く抱きたいと思う浅ましい自分がいる。

「佐助…好きだ。」

また想いを告げれば、フワリと微笑み「俺様も・・」と小声で返す。
俺を見つめる熱を帯びたその視線。
妄想の中でしかなかった、赤く色づいているであろう滑らかな頬、潤んだ瞳。
それが今、俺の腕の中にいる。
そう思った瞬間、自分の中の、何かが弾けた様な気がした。

「・・・・っ!なにっ!!・・やっ!」

胸の飾りを指で掠める。その刺激に驚き、そして拒もうとした腕をやんわりと拘束して、執拗にソコを舌で転がし、弄んび、時折舌先で弾けば、佐助はビクンと身体を震わせる。

「…感じるか?」

「……聞か……ないで。…変だよ、俺、男なのに…こんな…こんなトコ……」

震える声でそう言った。キスすら初めてと言っていたから、ならばこの初めての快楽も、不安に感じるのだろう。

「大丈夫だ。」

髪を一撫でし、そう告げれば、コクリ、と無言で頷いた。
そして更に赤子の様にしゃぶりつきながら、背中、脇腹を撫でる。
佐助からはハァハァという荒い息遣いだけが聞こえてきた。

「も…、苦し…」

ほろりと溢した一言。
この状況で何が苦しいのか、は、同じ男として考えられることは一つだ。
下半身を見遣れば、佐助の中心は張り詰めており、きつそうに布を押し上げていた。
ベルトのバックルに手をかける。
カチャカチャという音を響かせファスナーを開き、下着を取り払えば既に固くなった佐助自身が熱を持て余し、すでに透明な液で濡れていた。
そして細い腰を抱き寄せ、それを口に含み舐め上げる
佐助は「やめて」と叫びながら、俺の後ろ髪を引っ張り、必死に止めようとする仕草をしたが、力も入らず結局それは抵抗していないのと同じ事。それにそのささやかな抵抗も、ただ俺の気持ちを駆り立てるばかりだった。

ピチャ・・クチュ・・

薄暗い室内には水音と、佐助の漏らす吐息だけが響く。
抵抗はしなくなったが、恥ずかしいのか顔は腕で隠したままで、我慢しているのだろう時折漏れる声が苦しそうだ。

「はぁっ、・・・こじゅう・・ろおさん・・、も、やめて・・」

「辛いか?」

「うん、・・でちゃ・・う、でちゃう・・から・・離して」

「このまま、出せ」

「・・!!・・ダメっ、汚い・・よ・・はぁっ・・」

再度後ろ髪を引っ張られ、抵抗をみせる。
後ろに流した髪は佐助に掻き回され、ハラリと一房頬にかかった。

「佐助?」

「・・んっ・・」





「『お前を食わせろ』・・と言ったばずだろ?」





「・・・・・!!!・・ああっ!!」




口内から抜こうと腰を引くのを押さえ、俺は芯を強く吸い上げる。
すると佐助は俺の頭を抱え込み、身体を痙攣させた。

「やだっ!・・でる・・でちゃうっ」

泣きそうな震えた声。

「うぁっ、・・は・・ぁっ、」

そして佐助は、俺の口内に愛液を吐き出した。
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