BASARA話
□きみのかほり
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奥州に、真田の旦那の香を届けた。
いつもは意識してないけれど
あの人からも 良い香がした
ああ、やはり
お武家様なんだなぁ なんて
自分の肩に顔を埋める
すん・・・と
自分の匂いを吸い込めば
錆と火薬と血の匂い。
これが
忍びの
匂い
消せない、消せない
忍びの匂い
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