銀魂 話

□なに見てはねる?
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今日は朝から青空が広がっていた。
秋の長雨を前に、真選組から屯所の屋根修理の依頼を受けていた。
仕事は順調に進んでいったが、何せ広い屋敷なため、見て回るだけで相当な時間を費やした。

「銀さーん、コッチ終りました。」

「よしっ、これで全部終了〜。さて、メシでも食いにいくかね。」

食事も報酬の内…と、近藤に掛け合い、万事屋3人は屯所の食堂へ向かう。

「なんでオメーらがいんだよ、メシが不味くなる」

「無理矢理マヨ盛り見せられてる他の隊士の気持ちを考えやがれ」

席に着くなり早々に、銀時と土方はケンカを始め、新八は山崎と世間話をしながら配膳を待っている。いつもの光景だ。

「ねぇねぇ銀ちゃん、アイツの依頼、どうするネ。」

沖田の姿が見当たらず、ふと気になった神楽が銀時に聞いた。

「あぁ??…あー…悪りぃがオマエ受け取ってきてくんない?俺はこのマヨ倒さなきゃいけないからっ。」

言うやいなや、土方とテーブル越しに睨み合い、犬のエサだの何だのと罵りあいを始めた。

「じゃあご飯の前に行ってくるヨ。」

よろしくね、と言う新八の声を背に受け、神楽は1人食堂を後にした。

「いいのかなぁ?神楽ちゃん1人で行かせちゃって。」

味噌汁を啜りながら銀時を横目で見ながら言えば

「旦那も認めたって事でしょう?」

と、同じく味噌汁片手の山崎が返した…瞬間、

「認めてねーよっ!」

声の主を見やれば、箸を折らんばかりに握り締めた万事屋のオトーサンと、「ザマーミロ」と、笑いを耐えながらそっぽを向く副長がいた。
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