東方2次創作

□第二話
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俺は四季という閻魔の元に小町と向かう中で、数々の愚痴を聞かされた。

"人の扱いが酷い"やら"説教が長い"やら"サボりを認めてくれない"やら(流石に最後のは小町が悪い)

しかし、そう話してる小町はそんなに閻魔のことを嫌ってるようではなかった。


俺自身はそんな話を聞いて、まだ見ぬ閻魔に少しながら苦手意識を覚えた。


そもそも、俺は説教を垂れる人間が嫌いだ。

自身が完璧でないのに説教をするなど、つけあがり過ぎも甚だしい。

などと考えていると


「まぁ、裕樹が生きてる頃によほどの悪さをしてなければ説教されずに天国に行けるよ」

「天国ねぇ。行ったら楽しそうだけど、俺はそんなとこに行けるほどの人間だったのかねぇ」


さっき聞いた話では閻魔は小さな悪いことも良しとしないらしい。


正直、俺は完璧ないい子ちゃんではなかった。


「ハハ、本当によほどの悪じゃなけりゃ地獄には行かないよ」


そうこうしてる間に俺達はでかい扉の前に来ていた。


「着いたよ。じゃあ、裕樹は少しここで待っててくれよ」



そう言って小町は扉のむこうに入っていった。
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