恋想回廊 の続篇
ヒロインは日番谷隊長の義妹
今回は初、混合トリップ(?)也

-九番隊-

隊長である東仙が三席の少女に一枚の用紙を差し出した

『現世の任務ですか?』

「あぁ、本当は檜佐木が行く予定だったんだが手が離せなくなってしまってね。頼めるかい?」

『勿論ですv』

にっこにこで答えた少女はルンルンとへたっぴなスキップで現世へと降りていった。

現世へ降りるのは三度目だ。
一度目は藍染隊長に連れられチョコレートの材料を買いに。
二度目は兄の誕生日プレゼントのケーキを作る為に。

初めての虚退治の任務。緊張よりもワクワクが大きかった

『到着ー!』

伝令神機に従い、降りたのは何故かいちご(一護)の居る空座町ではなかった
だが手にしている伝令神機はこの場所を示している

『・・・ぇっと、あ・め・す・と・り・す?』

古びた看板に書かれた国名はアメストリス
きょろきょろと少女は辺りを見渡した

街外れなのか、草原の広がるきれいな場所だ

と、声が聞こえる

誘われるようにしてそこへ近づいていくと赤いコートの少年が鎧と戦っていた

楽しそうに戦ってることから手合わせだとわかる

(何あれ何あれー!!)

見たことのない鎧に目が爛々と輝いた

「ん?」

じぃぃぃっと視線を感じ、少年は少女のほうを振り返った

―――子供!?

傍から見ればまだまだ幼い少女。
少年は手合わせを中断し、少女の元へと歩いてくる
こんな町外れに一人で居るのを不審に思ったようだ

「どうした、迷子か?」

『!?』

死神は人間に見えない筈。なのに話しかけられた

「変わった格好してんなー」

「ホントだ、どこから来たの?」

少年に続き、鎧も話かけてきた。普通に見えているようだ

『え・・っと、尸魂界・・・』

驚きつつ、しどろもどろについ少女は答ええしまった。
現世ではない場所の事を。

「そうるそさえてぃ・・・?」

聞いたことない国に鎧が首をかしげる


コメントしてくれると嬉しいですv拍手お返事は お名前がある方のみRe.にて。



[TOPへ]
[カスタマイズ]

©フォレストページ