きらめけ青春！
□おはようから始まる日常
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ゴロちゃんの朝は、忙しい。
メイクに髪型に時間をかけるのはもちろん、朝ごはんもしっかり食べてパウのさんぽもしなきゃだし…とにかくやらなきゃいけないことはたっくさん！
でも…それよりもっと大事なことが最近増えたんだ
――――――――
「あっ！センセ〜ポペラおはよっ!!」
むぎゅっ
こうやって毎朝登校したときセンセにハグするのも日課のひとつ
てゆか、最近これが1番重要な日課かな？
「…ごーろぉくーん」
あ。ヤバイ
この声のトーンのときのセンセ怒ってるときだ
「急に後ろから抱き着いちゃダメっていつもいってるでしょ!!」
「えーだってセンセとゴロちゃんの1日はハグから始まるんだよ？」
「そんなわけないでしょ!」
相変わらずセンセは朝からいいツッコミ
でもそんなのでへこたれるゴロちゃんじゃないの!!
「えーいいじゃーんセンセとゴロちゃんの間ではそうなってるのぉ〜」
「そんな間誰が決めたのよっ!!大体朝の始まりといったらおはようでしょ!」
「イーヤッ!これがゴロちゃんのおはようなの〜」
「こんなことおはようにしないで普通におはようって言いなさいぃ〜」
なおも諦めず、ゴロちゃんのことを引っぺがそうとするセンセ
う〜ん…やっぱりこう毎日やってるとセンセも丸め込みずらくなってきたなぁ
ちょっと前まではゴロちゃん必殺の嘘泣きだって分からなかったのに最近はすぐ見破られちゃうし…ホントセンセも成長したね
でもゴロちゃんだって負けないよ？
センセとくっ付く為だったらいくらでも頑張っちゃうんだから！
…あ。それにいいこと思いつーいた!
「む〜そんなに怒るなら…えいっ！！」
センセをぐいっと引っ張って…
ちゅっ
とほっぺにキス
「っ!?!?ごっ…悟郎くん!!!」
「だってセンセ、ハグはおはよう代わりにしちゃダメなんでしょ？だったら今度からキスをおはよう代わりにするもん」
「そっ…そういう問題じゃないわよ!!…大体っ…そのっ…キスってのは……」
なんだか真っ赤になって下向いてブツブツ言い始めたセンセ
…ありゃりゃ。またおかしくなっちゃったよ
でもセンセこうなるともうどうしようもないんだいよね〜
それにこれはもう周りなんて見えてないかな？
そんな周りの見えていないセンセの目が覚めるようにもう一回キスをする…もちろんほっぺにだけどね
そして今度はキスで思考が停止したセンセを残して教室に向かう
だってそのまま傍にいるとまたお説教されそうだし
案の定何が起こったか理解したセンセの悲鳴というか叫びが後ろから聞こえるけど…逃げるが勝ち!
それにしても…センセはやっぱり面白いな
だから大好きなんだよね―――――
「さて、今日も楽しい1日が始まるよーっ!!」
そう叫んだ悟郎の顔はいつにも増して笑顔だった
おはようから始まる日常
今日も朝からポペラ絶好調ぉ！！
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