銀魂連載 N

□16
1ページ/3ページ




「そろそろ出るぞ」

「はーい」


二人が話している場所は高杉宅

ストーカー事件から再びお世話になるようになった

雅は大丈夫と言い張ったが高杉が頑として譲らなかった


(何となく丸め込まれた気がするけど・・・)


事はとんとん拍子で進んでいき、必要最低限の物だけ残してアパートごと引き払ったのだ

高杉曰ぐ高校を卒業して、働き始めれば出て行けばいい゙らしい

つまり卒業までの数ヶ月、高杉と二人暮らし

家事は主に雅が行うということで話は纏まった


(つか、教師と生徒が同居っていいのか?)





過保護すぎるような気もするが



「行って来ます」

「あぁ」


車を降りる前の日課

クシャ
そしてせんせーから頭を撫でられるのも日課












「どーゆー事?」

「はぃ?」


ゴゴゴゴゴゴ
真っ黒いオーラを纏いながらニッコリと笑っている神威

なんだなんだと寄ってくる総悟と土方


「雅何したんでぃ」

「いや何も」

「何もしてねーならこんな黒くならねーだろ」


確かに


「俺何かした?」

「わかんない?」

「・・・わかんない」

「鈍い雅の為に直球でいくよ・・・。何で高杉の車で来たの」

「何でって・・・・」


あぁ、そういえば言ってなかったっけ







「今一緒に住んでるから」





『・・・・・・・・・』









ゴゴゴゴゴゴ
 ゴゴゴゴゴゴ
  ゴゴゴゴゴゴ





視界がほとんど真っ黒になった






.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ