銀魂連載 N

□15
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「ふぅ」


1人暮らしだと食生活が乱れるのは自分だけだろうか

せんせーといた時は作らなきゃいけないって思ってたけど自分1人だとどうもそんな気にならない

現に今もバイトから帰って即ベッドへダイブ


このまま寝て明日風呂入ろうかな・・・・


最近いろいろ考えて疲れた

もともと頭を使うのは苦手だってのに

相変わらず手紙は届くわ蹟は付けられるわ・・・・






コンコン・・・

うとうとし始めた頃、静かな部屋に響いたノック音

時計を見れば9時を回ったくらい
そんなに時間は経っていなかった

こんな時間に来るなんて一体誰だ


居留守しよ


余裕をかましていた俺だったけど次に聞こえた言葉に全身に震えが走った


コンコン

「ユウちゃん居るんでしょ?開けてよ」


時間が止まったような気がした

呆然としている間にもドアを叩く音は続く


コンコン

「ねぇ居るんでしょ?わかってるんだよ、ずっと見てたんだから」


どうすればいい?どうすれば・・・・

そう焦るだけで打開策が浮かばない


「もーユウちゃんが開けてくれないってなら


僕が開けちゃうよ?」


途端に響くガチャガチャという嫌な音


咄嗟に携帯を握りしめた

湧き上がってきたせんせーに連絡したい気持ちを何とか押し殺す


もう迷惑かけないって決めただろ


警察に連絡しようとするがカタカタ震える指じゃたった3つのボタンが押せない


カチャ--・・・

背後でドアが開く気配がした


振り返るとすぐ其処に立っている微かに見覚えのある男






「やっと会えたね―――ユウちゃん」





視界がぐるりと変わった




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