銀魂連載 N

□14
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「しっつれーしまーす」


夕日に照らされた其処には無愛想な保健医

俺の顔を見てあからさまに顔を顰めた


「帰れ」

「普通具合とか聞くんじゃないの?」

「お前は見るからに健康そうだ」

「まぁ具合悪くするようなヤワじゃないのは認めるけど」

「なら帰れや。俺は忙しいんだ」

「雅だったらそんな事言わないクセにぃー」


その名前を出すと動いていた手がピタッと止まった

ははっ、わかりやすいなぁ


「・・・・・お前、名前は?」

「神威。3Zでーす」

「アイツのクラスか・・・・」


ぶつぶつ呟き始めた高杉先生

天パとか糖尿って聞こえたんだけど




「で?健康なてめぇは何しに此処に?」

「んーちょっとした事情聴取と情報提供?」


自分で言って真逆だなぁって思った


「俺は別にお前に言うことも聞くこともないが?」

「それが雅の事でも?」


険しくなった表情

ホントにわかりやすいね

なんかイメージ変わっちゃうなぁ


「まず、雅最近此処来てる?」

「最近は来てねぇ。それがどうした」

「おっかしいなー、相変わらず授業いくつもサボってるってのに」

「・・・・・・」

「今までサボる時は決まって此処に来てたのに最近は来なくなった。何でだろうね?」

「いちいち勘に障る言い方しやがって。何が言いたい」

「雅と何かあったんじゃないの?」

「心当たりは無いが?」

「ふぅん?じゃあ最後に来た時、何か変わったとことか無かった?」

「あ?んなの・・・・」

『もし、さ・・・』


何かを言う寸前で止まった


「何か思い出した?」

「・・・・・何か言おうとしてた」

「何かって?」

「俺が知りてーよ」

「なる程ね。もうその時から何かあってたってことか」






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