銀魂連載 N

□13
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カツカツカツカツカツ・・・・

 カツカツカツカツカツ・・・・


また、だ


後ろから聞こえるのは自分と同じ歩調



いつからこの状態が続いただろう


バイトの帰り道、休みの日は学校の帰り道
ある時には学校からバイトまでの道

誰かに付けられてる

決まって自分1人の時だけ



現に今、

バイト帰りの道を1人歩いている

街灯は少なく薄暗い






「はぁ・・・・」


気づけば消えた気配にホッとしながらトボトボと階段を昇る
今日も疲れた


鞄から鍵を取り出し鍵穴へ差し込んだ


「あ、れ・・・?」


鍵が、開いてる?


急いで手摺りから身を乗り出し駐車場を確認する

秋人の車はない


ゆっくりドアを開け静かに入る


見た所これといった朝との違いは見つからない


「 ? 」


テーブルにメモが置かれていた


【I love you
     Drink me】


傍には朝取り出した牛乳パック

疑問に思いながら持ち上げた



「―――っ」


同時に微かに漂った雄の臭い

間違うはずのない、何度も嗅いだ臭い


流しへ行きパックを傾ける


「ぅ゙っ・・・」


途端に強まった臭い

流れる白濁は正しく男のソレ




気持ち悪い


十中八九付けてくる奴と同一人物だろう

だが心当たりがない

それに鍵まで開けるなんて・・・・


今まで付けられるだけでも気味悪かったというのに家にまで入られるとはもう恐怖だ







その日は何をする気力も起きずそのまま眠りに就いた





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