銀魂連載 N
□09
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帰りにくそうにしている雅に「好きなだけ家に居ればいい」と伝えて1週間くらいが過ぎた
何日か一緒に過ごしてわかったことがある
「せんせ、ご飯できた」
1つ目
こいつは料理・・・・というより家事全般が得意らしい
「うまい」
さすが1人暮らししてるだけある
「ほんと?」
「あぁ」
すると控えめに顔を綻ばせる
2つ目
こいつは他人の感情には敏感なくせに自分の感情表現が苦手なようだ
援交をやっていただけに媚びたり無遠慮な態度ばかりするものだと思っていたがまったく逆
何かと遠慮ばかり
今まで相手の反感をかわないようにと気を張っていたからだろう
今では大分治まったが
ポンポン
頭を撫でてやれば気持ちよさそうに目を細め、わずかではあるがすり寄ってくる
雅の癖みたいなもの
何にせよ、互いに少しずつではあるものの距離は縮んできている
と思いたい
1つのことを除いては楽しくやっている
その゙1つのこどは
「ちょっとちょっと!何このピンクの空気!!」
邪魔者(銀時)がいるということ
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