銀魂連載 N

□07
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「あっ・・・・・ん・・・・んぁ」

「はぁ・・・・・気持ちい?ユウちゃん」

「ぅんvV・・・・んぁあっ」



なーんて


気持ち悪ぃから早くイってさっさと抜け








「じゃあねユウちゃん」

「うんばいばぁい」


ヤるだけヤって金貰ってさよなら


こんな生活があと何年、何十年も続くのだろうか






ガチャ

やっぱりと言うか何と言うか 鍵が開いてる


どきどきしながら部屋へ入る


今日は機嫌がいいか なんて心配しながらびくびく怯える生活はあとどのくらい続く?



「やぁおかえり雅」


手をスッと差し出される

それだけの行為で何を表しているかがわかるようになったことが嫌でしかたない


「―たったこれだけ?」


バキッ ドカッ

この暴力もいつまで?





「・・・・・・も・・・・ゃ」

「あ?何言ってんだ」




こんな生活




もう嫌だ




痛みで悲鳴をあげている身体を無理矢理立たせて台所へ向かう



素早く包丁をもち秋人へ向ける



「もう死んでよ・・・・・頼むから」



俺を自由にしてよ


キレていた秋人も冷静さを取り戻した


「ま、待て雅、落ち着け な?」



近づいて来た秋人に包丁を振り下ろした



「痛っ」

「―ぁっ」




手を少し切っただけだった


けど俺は気づいた





これ以上できない、と





殺せるならずっと前にやってる


でもそれができなかったのは




兄貴だから




憎んでるとしてもこの世でたった1人の兄貴だ




たった1人の家族だ





「雅・・・・・・お前」

「ぁ・・・・ぁぁっ」



震えて力を失った手が包丁を落とした




どうしていいかわからなくなった俺は家を飛び出した







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