銀魂連載 N

□03
1ページ/4ページ




「せんせー、日誌」


持ってきた、と日直日誌を差し出したのは俺が担任をしているクラスの風間 雅


女みたいに華奢で綺麗な奴


見た目はチャラチャラした感じだが根は真面目でいい子

特にZ組の奴らがアレなだけに雅はもう天使!



ズタズタに疲れ果てた銀さんの心を癒やしてくれる



「はいよ ごくろうさん」


日誌を受け取り頭を撫でてみる
抵抗されるかなぁとか思ったが、意外にそれはなく目をうっすらと細めている


・・・・・きゅん


なにこれ!なにこれぇぇえ!!?

ちょ、俺、この生物欲しい!
家で飼いたい!


んで、毎日撫で回したいっ!!




いつの間にか俺の中で雅は天使から小動物になっていた






これがアイツが1年生だった頃の話






だが2年になって少し経ったあたりだったか?
いきなり学校に来なくなった

いや学校には来てる・・・・保健室だけど

でもそれも偶にだ


クラスの連中も心配してるのが見ていてわかる

・・・・・雅ってばクラスでも相っ当人気だったからね


家にも行ってみたりもしたが居ないのか居留守なのか応答はなし

携帯をかけてみても出てくれない


だから今じゃもう俺から行くのは諦めてる

アイツが自分から何かしら言ってくれるまで待とうって決めた


3年生になった今でもそれは変わらねぇ







待とうって決めた・・・・のに




「――雅?」





あんなの見ちゃったら行かずにいられないでしょ






.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ