銀魂連載 N
□03
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「せんせー、日誌」
持ってきた、と日直日誌を差し出したのは俺が担任をしているクラスの風間 雅
女みたいに華奢で綺麗な奴
見た目はチャラチャラした感じだが根は真面目でいい子
特にZ組の奴らがアレなだけに雅はもう天使!
ズタズタに疲れ果てた銀さんの心を癒やしてくれる
「はいよ ごくろうさん」
日誌を受け取り頭を撫でてみる
抵抗されるかなぁとか思ったが、意外にそれはなく目をうっすらと細めている
・・・・・きゅん
なにこれ!なにこれぇぇえ!!?
ちょ、俺、この生物欲しい!
家で飼いたい!
んで、毎日撫で回したいっ!!
いつの間にか俺の中で雅は天使から小動物になっていた
これがアイツが1年生だった頃の話
だが2年になって少し経ったあたりだったか?
いきなり学校に来なくなった
いや学校には来てる・・・・保健室だけど
でもそれも偶にだ
クラスの連中も心配してるのが見ていてわかる
・・・・・雅ってばクラスでも相っ当人気だったからね
家にも行ってみたりもしたが居ないのか居留守なのか応答はなし
携帯をかけてみても出てくれない
だから今じゃもう俺から行くのは諦めてる
アイツが自分から何かしら言ってくれるまで待とうって決めた
3年生になった今でもそれは変わらねぇ
待とうって決めた・・・・のに
「――雅?」
あんなの見ちゃったら行かずにいられないでしょ
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