銀魂連載 M

□.5
1ページ/2ページ






「…ん……」



不意に玲は目を覚ました


まだ外は薄暗い



――懐かしい夢をみたな…



それは幼い頃、吉田松陽に助けられ銀時、桂、高杉と共に過ごした日々のこと



――家族…か


父親であり師でもある松陽

兄のような銀時、桂、高杉

戦争中に出会った辰馬





隣で布団を蹴り飛ばし、腹を出して眠っている銀時を見る

そして押し入れで眠っている神楽と、まだ家にいる新八が頭に浮かぶ


銀時はもとより、万事屋メンバーであるこの2人だって自分にとっては家族


幼い頃の自分には考えられないことだ



家族がいる上に友と呼べる者がたくさんいる



「…幸せ者だな、俺は」



今まで持っていなかったからこそわかる


それがどれほど大切で、どれほど温かいモノかを





.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ