銀魂連載 M
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「…ん……」
不意に玲は目を覚ました
まだ外は薄暗い
――懐かしい夢をみたな…
それは幼い頃、吉田松陽に助けられ銀時、桂、高杉と共に過ごした日々のこと
――家族…か
父親であり師でもある松陽
兄のような銀時、桂、高杉
戦争中に出会った辰馬
隣で布団を蹴り飛ばし、腹を出して眠っている銀時を見る
そして押し入れで眠っている神楽と、まだ家にいる新八が頭に浮かぶ
銀時はもとより、万事屋メンバーであるこの2人だって自分にとっては家族
幼い頃の自分には考えられないことだ
家族がいる上に友と呼べる者がたくさんいる
「…幸せ者だな、俺は」
今まで持っていなかったからこそわかる
それがどれほど大切で、どれほど温かいモノかを
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