銀魂連載 M

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俺に親なんていない



いるんだろうけど声はもちろん、顔なんて覚えていない




子どもの頃に捨てられたから



捨てられたというよりも、売られたと言った方が正しい



檻みたいな物に閉じ込められて、道行く人々から好奇な目で見られる


かと思えば、物を運んだりなどの手伝いをさせられる
少しでも気に喰わないことを仕出かしたら怒鳴られたり殴られたり……



見ている人がいるのに誰も俺を助けようとはしない




みんな見ない振り



それどころか便乗して石を投げてくる奴もいた





俺が育ったのはそういう所





地獄みたいな場所




傷だらけの日々




最低な奴ら






でも、そんな地獄みたいな場所で





俺に゙家族゙ができたんだ






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