銀魂連載 M
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「花火大会ぃ?」
銀時はソファーに横になりながらジャンプを読んでいた
その向かいのソファーでは玲が眠っている
新八と神楽がうんうんと頷く
「今日近所であるらしいですよ」
「定春の散歩中にこんな貼り紙見つけたヨ!」
机にじゃーん!と言いながらポスターを見せる
「へぇ…行って来いよ」
2人はガクッとなる
「行って来いよじゃなくて!」
「みんなで行こうって言ってるんだヨ!」
「へぇ…行って来いよ」
未だにジャンプから目を離さない銀時
『ジャンプから目を離せぇぇぇええ!!』
ゴンッ
「っ痛!…おま、ちょ、でっけぇ声出すなっての!玲がかわいい寝顔して寝てんだかゴフッ!」
「ん…銀時うるさい」
銀時の大声のせいで目が覚めてしまった玲
気持ちよく眠っていたのに起こされて機嫌が悪いのか、机に置いてあったリモコンを銀時に投げつけた
「玲、おはようヨ」
「おはようございます」
「……はょ」
「アレ?銀さんは放置?」
***
「へぇ、花火大会か」
あれから玲はバッチリ覚醒し、4人でソファーに座っている
「ね、ね、行こうよ玲ー!」
玲の袖を揺らしながら強請る神楽
「俺はいいよ?銀時は?」
「別に行ってもいいんだけどよォ……なーんか嫌な予感がすんだよなぁ」
「 ? ふ〜ん……あっ屋台も出るんだ…綿飴食べよ」
「マジでか!りんご飴も食おうぜ!」
「あとチョコバナナもいぃなぁ」
「花火楽しむ気ゼロだよこの人たち!」
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