銀魂連載 M

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坂本 辰馬……


かつて銀時、玲、桂らと共に攘夷戦争に参加し

その後、商売をする会社(カンパニー)"快援隊"を創りあげた人物




そして今、万事屋で大笑いしている人物






「あははははははー。
いやぁ"万事屋金ちゃん"を探しとんのに、誰に聞いても"万事屋銀ちゃん"しか知らんっちゅーて困っとったんじゃ。おまんらに会えて本当よかったきー」

「 ι …で、辰馬は俺らに用があったのか?」

「そうじゃそうじゃ!玲と金時に頼みがあるんぜよ」

「簡潔に!簡潔に言えよ!…てか俺は金時じゃなくて銀時だから!!」



銀時の訂正を聞かずに辰馬は頭を抱えて考え込んでいた



「簡潔に…簡潔に…難しいのぉ……おぉ!わかったぜよ!



助けてくれ!」




「さすがに簡潔すぎんだろーが!」



ゴンッ

「う゛…いったいのぉ!簡潔っちゅーたのはそっちじゃぞ!?」

「少しは考えろ馬鹿!」

「お前も少しは落ち着けよι」



頭がカラな坂本にイラついている銀時を宥める玲

そこへ誰かが入ってきた




「頭が迷惑掛けとるようじゃのぉ」



坂本の部下である陸奥だった



「おぉ陸奥!来てくれたんか!」

「おまんだけじゃ話しにならんと思うたき。…正解じゃったようじゃの」



銀時を見て察する



「で、おまんらに頼みというのは…」



今朝方のこと

ある企業と武器の売買を行うため、港の近くの倉庫で待機していた所を攘夷浪士であろう奴らに襲撃され、武器の一部を奪われた




「じゃあ頼みっていうのは…」


問いかけるような視線を向けた新八に頷く



「奪われた武器を取り返してほしい」

「面倒くせぇな。別に武器くらいいんじゃね?全部奪われたワケじゃねぇし」



鼻をほじりながら言う銀時に陸奥は懐をあさりながら返す



「一部としても結構な量じゃ。その武器を所持しながら町中フラつかれて誰かに怪我でもさせられたらこっちに責任が向くき……これが依頼料じゃ」



机の上に茶封筒を置く



「……ちっめんどくせーなぁ。でもま、依頼ってんなら仕方ないすぃ?」

「ちょうど昼間の依頼も失敗だったしな」

「だな。よーしてめぇら、暗くなったら出るかんな」

「了解ヨ」

「わかりました」



「恩に着る」



依頼料という名の誘惑に負けた万事屋一行だった




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