銀魂連載 M
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「まず、これに着替えて下され」
次の日の朝
4人がじぃから受け取ったのは、執事が着るスーツのような物だった
「女性がいますが…まぁ髪を下ろしていれば問題ないでしょう」
「了解ヨ」
「あとコレで完璧です」
『 ? 』
全員が着替え終わり、仕上げとばかりに伊達メガネを渡された
「コレを掛けるんですか?」
「はい。執事といえばスーツ+メガネですから」
…誰が決めたんだι
とりあえず、新八以外は言われた通りにメガネを掛ける
「やはり皆さん顔が整ってるので完璧です!……あ」
玲、銀時、神楽をまじまじと見て喜ぶじぃだったが、新八を見るとすぐに目を逸らした
「ちょっとォオ!なんで僕の時だけ目を逸らしたんですか!?」
「いえ…特に深い意味などは……どうかお気になさらず」
「気になるわァァアア!言いたいことがあるんならはっきり言ってくださいよ!」
「オイオイ、落ち着けよ新八。じぃさんはな?スーツとメガネを華麗に着こなす俺たちに比べて、コイツはなんて地味なんだって思っただけだ」
「そうネ。ただそれだけヨ!地味だからって気にすることないネ」
「そうだぞ、新八。全然気にすることないって!地味ってのは恥ずかしいことじゃないんだからな?」
じぃに殴りかかる勢いの新八を3人でなんとか宥める
「アンタら……それ励ましてんですか?貶してるんじゃないんですか?」
『イヤイヤ、そんなことは(笑)』
「ブチッ)ンだよチクショォォォオオ!そんなに地味な奴をイジメて楽しいか!」
「そんな怒んなよ新八く〜ん」
すっかり拗ねてしまった新八
「そろそろ時間です。お1人ずつ、お嬢様の所へ行ってもらいます。他の方は隣りの部屋で私と待機です」
「1人ずつなんですか?」
「人数が少ないので…できるだけ労力を保たせたいと思いまして」
「なるほど」
「んじゃ、ちょっくら行って来るかねェ」
1人目は銀時が行くことになった
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