銀魂連載 M

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一人の女性が歩いていた


年はまだ若く、頭の高い位置で髪をひとつに結んでいる女性が……







ドンッ


「Σきゃっ」



すれ違った男の肩とぶつかり、転んでしまった

立ち上がり、謝る素振りをせず、素通りしようとする男を引き留める




「ちょっとアナタ!どこに目つけてるのよ!!」


「あ"ぁん!?」




ガラの悪そうな男だが、構わず続ける




「ぶつかっておいて、素通りしてんじゃないわよ!」


「ンだと姉ちゃん、やんのかコラ!あ"ぁん!?」


「オイ待てよ。コイツ結構カワイイじゃん」


「ホントだ。今から俺らと遊ばねぇ?」




そして女性の腕を掴み、どこかへ連れて行こうとする




「ちょっと!…離してよ!!」


「いーじゃん」


「俺らと遊ぼーぜ」




なかなか離そうとしない男達にとうとうキレてしまった




「(ブチッ)離せって言ってんのがわかん「離せよ」…?」




男達を殴り倒そうとした女性だったが、突如現れた銀髪の青年に阻まれた




「聞こえなかったか?その手をさっさと離せって言ったんだけど」


「はぁ!?何だお前!!」


「変わりにお前が遊んでくれんのかよ?」


「ヘヘッ、お前みたいな綺麗な姉ちゃんなら大歓迎だぜ?」




どうやら男達は、青年のことを女だと勘違いしているようだった




「生憎、俺にそっちの趣味はないんで」


「はぁ!?お前男ぉ?」


「マジかよー、超ざんねーん」

「でもお前が相手なら俺イケるかもー」


「ははっそれ言えてる!」




「………勝手に話し進めてんじゃねー…よ!」




青年は未だに女性の腕を掴んでいる男を蹴り上げた







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