銀魂連載 M
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「今日の晩飯なんにしよっかなぁ」
昼時。
玲は今、夕飯の買い出しの為、大江戸スーパーへ向かっていた
「きゃぁあっ!!」
後ろから女性の悲鳴が聞こえ、振り返る
「引ったくりよぉ!!誰か捕まえてぇ!!」
見てみると、こちらに向かって財布らしき物を持って走っている男がいる
よく見ると、ナイフも持っている
あいつか……
仕方ない…止めるか
玲は立ち止まり、男へ向く
「おらぁ!どけどけぇえ!」
ナイフを振り回しながら突っ込んでくる男に向かって構える
あんなナイフなんかにビビるかよ
「てめぇ!どかねぇなら刺すぞ!」
男はナイフを振り上げ、こちらに振りかざしてきた
「はっ」
玲はそれを避け、ナイフを蹴り飛ばした
「なっ!?」
男が驚いている間に、腕を掴み背負い投げをした
「とりゃぁぁああ!」
「うおっ!?」
投げられても、男は諦めないようで、地を這うようにして進んで行こうとする
「おぃ、逃げんなよ」
玲はそんな男の背中に座る
「もぅ諦めてさっさと財布渡しな?逃がす気ないし」
「んだとぉ!?…っ!」
抵抗しようと玲を見上げた男だったが、玲を見るなり黙り込んでしまった
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