銀魂連載 M

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ピッ・・・・ピッ・・・・ピッ

玲が生きてるということを証明している音が病室内に響く


細い腕に点滴が刺さっているのが痛々しい




未だに目を醒まさない玲

今日で3日目だろうか・・・・



『身体の方よりも精神的な問題が・・・・』



つまり玲が目を醒まさないのは赤城との再会が原因である可能性が高いということ


そりゃそうだガキの頃のトラウマに会っちまったんだから





あれから赤城は真選組に連行された

『玲は俺の物だ!!何度だって玲の前に現れてやるよ!!』


という言葉を残して


正直今後こんなことがまたあったら次は確実に俺が殺してやる

ずっと辛い思いしてきたんだ

これ以上辛い思いさせてたまるか




コンコン

「失礼しまさぁ」


入って来たのは沖田と土方


ベッドで眠っている玲を見て表情を曇らせる


「万事屋、話がある」


玲の傍から離れるのは忍びなかったが真面目な様子だったため渋々了承した


移動した先は人気がない場所




「赤城のことだが・・・・」


その名前を聞いて自然と顔が引き締まる


犯罪者の話を病室でできる訳ないわな



「今回の誘拐に加え、長年の人身売買・・・・死刑の可能性もある」

そうじゃなくてもまず太陽は拝めねーだろうよ

その言葉を聞いて少し安心した

護るっつったって四六時中傍にいれるわけでもねぇ

道歩いてて偶然会っちゃいました なんてシャレにならねぇ





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