銀魂連載 M

□26
1ページ/4ページ




「・・・・けほっ」

「・・・・・・」


な〜んか玲の様子がおかしい

ときどき咳するし気づけばぼーっとしてるし

風邪?って聞いてもどこも悪いところはないって言うんだけど
その声は若干鼻声で

まぁ熱もなさそうだから今日ゆっくり過ごしてたら治まるだろ・・・・とか思ってたのに



昼過ぎ

突然万事屋に来た妙によって



「5人でがんばりましょ!」




その考えは崩された








「――で?俺たちにどうしろっての?かわいい娘でも紹介しろってか?
そんなのいたら俺が紹介してほしいわ!まぁ俺には玲がいるから必要ないけどね!」

「そんな面倒くさいことはいいんです 言ったでしょ?5人でがんばりましょって」

「なにお前、俺たちにキャバ嬢になれっての?」


妙の職場である スナックすまいる

今日そこに幕府の重鎮が来るんだとか
しかし運の悪いことに妙を除くキャバ嬢全員が風邪をひいて休んでしまった

当然妙1人で客の相手をするわけにもいかず万事屋へ依頼に来たのだ



「おいおい 神楽はともかく3人は野郎だぜ?いいのかよ重鎮相手に」

「仕方ないでしょ?それに銀さんや新ちゃんは苦しいでしょうけど玲さんは全然大丈夫よ」

「ぇ・・・・」


玲がぴくっと頬が引きつらせた

どうやら玲には拒否権はないらしい

神楽は楽しみらしくテンションが高い


「まぁ玲はいけるだろうけどよ・・・・(まえ女装したときめちゃくちゃ美人だったし)俺と新八は・・・」

「無理があるでしょうね・・・」

「わかりました じゃあ玲さんと神楽ちゃんだけ借ります ・・・・いいんですね?」


―その重鎮が変態でも・・・・


「 !!?? 」


ニヤリと笑う妙に嫌な予感が止まらず冷や汗が伝う


「玲さん美人だからお客様に気に入られるかも・・・
気に入られるだけならまだしもべたべた触られたりあまつさえ襲われたり・・・」

「はっキャバ嬢?んなもん楽勝だよ なぁパチ恵?」

「切り替え早っ」



「はぁ・・・・・ケホッケホッ」


いきなりやる気になった銀時たちにもうどうにでもなれ と投げやりになっている玲だった




.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ