銀魂連載 M
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「邪魔だっての!」
玲は走りながら前に立ちふさがる天人を斬っていた
「今回のところはお前を連れて行くのはやめとく バカの所に行きな」
「晋助・・・・」
「じゃあな、玲」
そのまま振り返ることなく何処かへ姿を消した高杉―
「俺の涙を返せっての バカ」
それにしても・・・・・・
「あのバカはどこにいるんだよっ!」
ドゴォッ
「おゎ」
目の前の扉が吹っ飛んだ
敵だと思い刀を構える
「おーう邪魔だ邪魔だぁ!」
「万事屋銀ちゃんがお通りでぇぇ!」
聞こえてきたのは探していた人たちの声
「神楽っ新八!」
「玲!無事だったアルナ!」
「今までどこにいたんですか!?心配したんですよ!?」
抱きついてきた2人を宥めていると「よぉ〜玲〜」と聞こえたバカの声
そちらに視線をもっていき目を見開いた
「銀時 その怪我・・・・」
「ちょーっとがんばりすぎちゃってさー つーか、」
玲の目が充血していることに気がついた
あぁ泣いたんだな と
「お前もがんばったんだな」
ぽんぽんと頭を撫でてやると段々と目が潤みだした
「俺は・・・・何もできなかった」
「・・・・・ヅラんとこ行くぞ」
悔しそうに俯く玲が痛々しくて、これ以上見たくなくて早足で移動した
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