銀魂連載 M

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目が覚めた俺は首に若干の痛みを覚えながらも辺りを見回した

唯一あるのは窓だけという寂しい部屋


外がえらい騒がしいが窓からは確認できない


今なにが起こっている?

神楽はどうなった?

新八は?銀時は?ヅラは?


無事なんだろうか

怪我なんてしてないだろうか





・・・考えるのは後だ

まずはこの部屋から出ることを考えろ



手も足も拘束されていないことにほっとする

愛刀も手元にある



さてどうしたものかととりあえず扉へ近づいてみた が、




・・・・・さすがに鍵がかかってる



そりゃそうかと思いながらも少なからず落胆した



・・・・あの窓を割ったとしても人が通れるような幅じゃない




扉を壊すしかない、か


なるべく音を発てたくないけど仕方ない




木刀を構えて深呼吸をする



「―っはぁ!」



思いっきり振り下ろすと大きな音を発てて扉が壊れた




音を聞きつけた奴が来るかもと思ったが、それ以上に外が騒がしいため大丈夫だろう







さて、どこへ行けばいいのやら



適当に歩きだそうとしたその時、



「貴様っ其処で何をしている!」



タイミングがいいのか悪いのか浪士に見つかってしまった




返事をしないことが気に食わないのかどかどかとこちらへ寄って来る




「おい!何をしているのかと・・ぶへっ」



気絶しない程度の強さで壁に叩きつけた
その際に奪った刀を突きつける



「ひっ き、貴様何者だ・・・何が目的だ・・・・っ」

「別に殺そうなんて思ってない ただいくつか質問に答えて欲しいだけ」

「質問・・・・だぁ?」



「まず――・・・・・・」
















「――まじかよっ」




総て聞いた




ヅラのことも


銀時のことも






そして






高杉が゙紅桜゙を使ってクーデターを企てていることも





「――晋助っ」









「・・・・・・玲」


「 !? 」




.
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