銀魂連載 M

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志村家から我が家に帰って来て数日が経った




ガララララ--・・・


「・・・・・・ただいま」




バイトに行っていた玲が帰って来た
今日はえらく早いなと思いつつ新八、神楽、定春を引き連れて玄関へ向かう

それにしても声に元気が無い
疲れているような怒っているような落ち込んでいるような・・・・
客が多くて大変だったのか?


玲の様子に気づいていないのか新八も神楽も駆け足気味



「おかえりなさい玲さん」
「玲おかえりヨー!」
「わん!」
「お疲れさん」



各々が声をかけ玲を見る


そこには・・・・



「・・・・・・ただいま」







・・・・・眉間に皺を寄せている玲がいた












取りあえずソファーに落ち着いた俺たち

新八に茶を淹れさせて全員で玲の言葉を待つ


カチ カチ カチ ・・・・



『・・・・・・・』

き、

気まずすぎるぅぅう!


俺たちは勿論玲も何も話さねーからずっと沈黙なわけで


新八も神楽も定春でさえもオロオロしながら玲を見ている
俺も気になって隣に座っている玲を盗み見る

うん。いつも通りの綺麗な顔。
・・・・じゃなくて!

何を話そうか迷っているのか眉間に皺を寄せたまま茶を飲んでいる



てか何この空気!
空気ってこんなに重たいものだっけ!?
もっとこう・・・気軽に吸えるものじゃなかったっけ!?
重いよ・・・重すぎるよ・・・・肩にずっしりのし掛かってくるよ!




コト・・・



ビクゥッ



湯呑みを置く音にも敏感に肩を震わす
・・・・どんだけ気ぃ張ってんの俺ら!?





すー・・・・


玲が息を吸うのがわかった
やっと話が聞けるんだな
よかったよかった・・・





「店長のばかぁぁああ!!!!」






・・・・・・うん
順を追って話そうか玲ちゃん











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